診療科・部門紹介 TOKYO-SHINAGAWA HOSPITAL

循環器内科

  • 髙木 拓郎
    部長髙木 拓郎
  • 李 哲雄
    部長李 哲雄

基本情報

当科の常勤医は5名で、互いに分担して外来、病棟、検査・治療にあたっています。また、外来および心筋シンチグラム、冠動脈MRIの読影については、4名の非常勤医に協力をいただいております。

主な疾患

当科で取り扱う疾患は、心筋梗塞,狭心症をはじめ、弁膜症,不整脈,心不全,高血圧,大動脈疾患、末梢動脈静脈疾患、肺動脈疾患などです。外来は紹介・予約制を原則としていますが、循環器領域の急性疾患が疑われた場合には、臨時でも診察を受けていただけるようにしています。不整脈,ペースメーカーについては専門外来を設けておりますが、まず通常の循環器外来で診療させていただき、必要と判断された場合に受診をお勧めするようにしています。

主な検査

検査では、冠動脈造影,運動(トレッドミル)負荷心電図,心筋シンチグラム検査,心エコー検査,末梢血管エコー検査,ホルター心電図,冠動脈CT検査などの施行と判読に関わっています。心臓カテーテルについては、週2日(水曜日,金曜日)を定時検査日としており、年間で250件前後の検査および治療を行っています。このうち、120件前後では経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を30件前後は末梢血管内治療(EVT)を行っています。
また、狭心症の診断に欠かすことのできない心筋シンチグラム検査を年間約250件実施しています。

冠動脈CT・MRA検査

当科では、320列MDCT装置を用いた冠動脈CT検査を年間450件前後行い臨床診断に活用しています。入院することなく実施でき、また従来の64列MDCT装置に比べて放射線被爆量や造影剤の使用料を大きく減らすことができ、撮影にかかる時間も極めて短いため、狭心症が疑われる場合の診断確定検査として大変有用です。
また、冠動脈CTより診断能は劣りますが、放射線被爆がなく造影剤も使用しない冠動脈MRAも実施しております。

治療

治療面では集中治療室(CCU)2床を活用し、急性心筋梗塞,急性心不全,肺血栓塞栓症などの治療にも積極的に取り組んでいます。さらに、体内式ペースメーカー植込術や下大静脈フィルター留置術なども、適応に応じて実施しています。

当科の取り組みと治療成績など
  • 常勤医4名中3名が循環器専門医です。また、日本循環器学会から研修施設の認定を受けています。
  • 年間で、PCI126件,EVT35件,心筋シンチグラム検査255件実施しています。(2014年実績)
  • 320列MDCT装置を用いた冠動脈CT検査を、年間453件実施しています。(2014年実績)
  • 地域医療機関との連携に努力しています。専門外来への患者紹介や、特殊検査の実施依頼を積極的に受け入れています。
諸検査および手術実績一覧(件数)
諸検査および手術実績一覧(件数)
  2018 2019
心臓カテーテル 289 364
PCI(経皮的冠動脈インターベンション) 142 173
EVT(末梢血管内治療) 36 50
心筋シンチグラム 184 89
経胸壁心エコー 3001 3563
冠動脈CT 426 620
永久ペースメーカー植込術 25 45
下大静脈フィルター 0 4

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